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[2/26-3/4]『未来につなぐ能登のものづくり』が日本橋三越本店で開催(東京)

輪島塗・珠洲焼を中心に、震災後に制作された新作ほか幅広い伝統工芸品を紹介する『未来につなぐ能登のものづくり』が、2025年2月26日(水)から3月4日(火)まで、日本橋三越本店で開催されます

未来につなぐ能登のものづくり 開催概要

『未来につなぐ能登のものづくり』が日本橋三越本店の本館1階中央ホールで、2月26日(水)から3月4日(火)まで開催されます

令和6年元日に起きた能登半島地震から1年、さらに9月には豪雨災害に見舞われました

その後、能登では震災の被害から一歩ずつ立ち上がり、2つの激甚災害を乗り越え、復興への一歩となるものづくりを再開した能登の職人たち

『未来につなぐ能登のものづくり』展では、輪島塗・珠洲焼を中心に、震災後に制作された新作をはじめ、幅広い伝統工芸品をご紹介

また、日本橋三越本館4階の呉服フロアでは、能登上布「山崎麻織物工房」もご紹介

日本橋三越本店に、能登の伝統技術の粋が一堂に集結します

この機会に是非、未来につないでいきたい能登の進化したものづくりをご高覧ください

イベント名未来につなぐ能登のものづくり
開催期間2025年2月26日(水)~3月4日(火)
開催時間10:00〜19:00
開催場所日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
(〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1丁目4−1)
アクセス銀座線・半蔵門線 「三越前」駅より徒歩1分
公式サイトhttps://www.mistore.jp/store/nihombashi/shops/living/living_stationery/shopnews_list/shopnews0337.html
お問合せ日本橋三越本館5階クリエーターズテーブル
(03-3274-8935)

未来につなぐ能登のものづくり:輪島塗・珠洲焼など伝統工芸品を紹介

輪島塗・珠洲焼をはじめ、震災後に新たに制作された作品を中心に、輪島塗は約800点、珠洲焼は約50点の品をお披露目・販売

また能登より職人約15人も来場予定です

輪島塗について

堅牢な塗りと加飾の優美さを特徴とし、日本を代表する漆器として高く評価されている「輪島塗」

およそ1000年の歴史をもつといわれ、国の重要無形文化財にも指定されています

地元で産出した珪藻土を粉末にした「輪島地の粉」を下地に使用し、代表的な加飾方法として蒔絵と沈金が挙げられます

蒔絵は、漆で絵柄を描き、硬化する前に金粉などを蒔きつけ固着させます

沈金は、漆の表面に沈金ノミで文様を削り、その溝に漆をすり込み、金箔や金消粉を入れる技法です

輪島塗 出展工房・作家
  • 大森蒔絵工房
  • 川﨑漆器店
  • 五島屋
  • 坂口漆器店
  • 潤慶堂 みやひら漆器店
  • 辻椀木地木工芸
  • 天野屋
  • 中島忠平漆器店
  • ヌシヤ株式会社
  • 箱瀬工房
  • 古込和孝
  • 古原秀樹
  • 松木大輔
  • 若島孝雄
  • 輪島塗 慶塚漆器工房
  • 輪島塗 しおやす漆器工房
  • わじま塗の津田
  • 輪島塗 八重門漆器店
  • 輪島屋善仁
  • わじま龍作
珠洲焼について

平安時代末期から室町時代後期にかけて珠洲市を中心に能登半島の先一帯(現珠洲市および旧内浦町)で生産された、中世日本を代表するやきものの一つです

室町時代に忽然と姿を消し、幻の古窯といわれた珠洲焼は1979年に再興し、1989年に石川県の伝統的工芸品に指定されました

そのつくり方は、古墳時代から平安時代にかけて焼かれた須恵器を受け継ぎ、窖窯(あながま)を使い燃料の量に対して供給する酸素の少ない還元炎焼成(かんげんえんしょうせい)で、1,200度以上の高温で焼き締めていくものです

火を止めた後も窯を密閉し窯内を酸欠状態にすることで、粘土に含まれる鉄分が黒く発色し、焼きあがった製品は青灰から灰黒色となります

珠洲焼 出展作家
  • 篠原敬
  • 有賀純一
  • 折坂理恵
  • 中島大河
  • 林春香

未来につなぐ能登のものづくり:イベント案内

清水寺貫主 森清範師による揮毫と講話、演題「支援の輪をひろげよう-能登震災-」

毎年財団法人日本漢字能力検定協会が主催する「今年の漢字」で、その年を表す一文字の漢字を清水寺の舞台で揮毫していることでも知られる森清範和上(もりせいはんわじょう)、能登半島地震で被災した地域を応援したいという強い想いから輪島塗の職人たちの想いを込めた一文字を揮毫するデモンストレーションを行います

また、ご自身の輪島に対する思いや支援に向けた独演会を開催

森清範師による揮毫と講話
  • 日時:2025年3月1日(土)午後2時~2時45分
  • 場所:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
  • 入場無料

※観覧席の整理券は、3月1日(土)午前10時より中央ホールで1名さまにつき1枚配布
※座席は選択できません
※整理券配布数には限りがございます
※整理券をお持ちでない場合は立ち見でのご観覧となります。予めご了承願います

森清範(もりせいはん)

北法相宗管長・清水寺貫主(きたほっそうしゅうかんちょう・きよみずでらかんす)

毎年財団法人日本漢字能力検定協会が主催する「今年の漢字」において、公募で選ばれたその年を表す一文字の漢字を清水寺の舞台で揮毫していることでも知られる

輪島・和太鼓虎之介による太鼓の演奏会

輪島に古くから伝わる伝統の祭り太鼓を基本として和太鼓に新しい風を取り入れる「輪島・和太鼓虎之介」

高校生を中心とした選抜メンバー5名が想いを込め、伝統の響き、能登の響きを伝える演奏会を開催

「能登國切籠祭」、「鼓風舞」、「正調輪島祭り」、「夫婦寿」、「鼓心」、「楽」を演奏します

輪島・和太鼓虎之介の太鼓演奏会
  • 日時:2025年3月2日(日)午前11時30分~正午
  • 場所:日本橋三越本店 本館1階 中央ホール
  • 入場無料

※観覧席の整理券は、3月2日(日)午前10時より中央ホールで1名さまにつき1枚配布します
※座席は選択できません
※整理券配布数には限りがございます
※整理券をお持ちでない場合は立ち見でのご観覧となります。予めご了承願います

輪島・和太鼓 虎之介

2000年結成。和太鼓の甲子園といわれる「日本太鼓ジュニアコン クール全国大会」で2度優勝し内閣総理大臣杯受賞

ニューヨークのカーネギーホールなど海外公演も行う。

度の激甚災害によりメンバーの自宅や稽古場も被災するなか、伝統ある能登の和太鼓の響きを伝えるため活動を継続中

写真家 平林克己 能登半島パネル展示

日本三大漆器のひとつに数えられる、堅牢でありながら優美な輪島塗

それを生み出す能登の風土と、伝統を未来へとつなげる職人たちの姿を伝える写真を展示

写真家 平林克己 能登半島パネル展示
  • 会期:2025年2月26日(水)~3月4日(火)
  • 場所:日本橋三越本店 本館1階中央ホール
  • 入場無料

平林克己(Katsumi Hirabayashi Director of Photographer)>

東京生まれ。
ウィーン、パリで写真家としての活動を始める

外資系商社を経て、写真家として再スタート。商業分野の写真、動画撮影に従事するほか、世界8カ国、20都市以上で写真展を開催

「写真」を軸としたディレクションや、大学等教育機関との協働作業など多方面で活動中。

能登上布<山崎麻織物工房>特集

「未来につなぐ能登のものづくり」連動企画として日本橋三越本店 本館4階呉服フロアでも 能登のものづくりをクローズアップし、織元「山崎麻織物工房」による能登上布を特集

凛とした美しさを纏う、日常を彩る~能登上布特集~
  • 開催期間:2025年2月26日(水)~3月4日(火)
  • 開催場所:日本橋三越本店 本館4階 呉服 男のきもの

「山崎麻織物工房」は1891年(明治24年)紺屋(染め屋)として創業

創業約130年、能登上布伝統の技を継承する唯一の織元です

昭和最盛期、百二十軒以上あった能登上布の織元は、今では<山崎麻織物工房>一軒となりました

戦後着物需要が減少するなか、大変厳しい時期もありましたが、三代目織元の
「こんなによいものを残さないのは罪だと思う」
という言葉を胸に、代々守ってきた職人による手絣等の伝統技術や日本の伝統的な夏着物の上布文化、美意識を次世代に繋ぐため、自社ブランド<能登上布 YAMAZAKI NOTOJOFU>を立ち上げました

伝統と共に、現代の日常に溶け込むアイテムとして、能登上布の魅力を再定義し多岐にわたり展開し、能登上布から着物の新たな未来をつくることを目指しています

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