石川県立歴史博物館で、令和6年能登半島地震から1年になる今、奥能登地域に伝わった文化財を2つのテーマで展示される企画展が2025年1月4日(土)から2月16日(日)まで開催されます
いま見たい能登の文化財
〜輪島・住吉神社ゆかりの宝物〜
〜県指定文化財 須須神社文書を読む〜 開催概要
石川県立歴史博物館で、“いま見たい能登の文化財「輪島・住吉神社ゆかりの宝物」「県指定文化財 須須神社文書を読む」”が、令和7(2025)年1月4日(土)から2月16日(日)まで開催されます
令和6年能登半島地震および令和6年奥能登豪雨により、甚大な被害を受けた能登半島
住み慣れた町の風景が一変し、また故郷を離れることを余儀なくされた方々も多い中、地域の宝を知ることは、ふるさとの魅力を再発見し、生活再建へ歩む活力に繋がるのではないかとの思いから今回のテーマ展が企画されました
地震から1年になる今、奥能登地域に伝わった文化財を2つのテーマで展示が行われます
テーマ展1「輪島・住吉神社ゆかりの宝物」
輪島市鳳至町の中央部に鎮座する住吉神社は、式内社である鳳至比古神社の後裔にあたる神社のひとつと伝えられ、鳳至郡の大宮として広く信仰されてきました
本展では、当館のコレクションの中から住吉神社伝来の仮面や懸仏、仏像が紹介されます
度重なる災禍をくぐり抜けて現在に伝わる貴重な宝物をご覧いただくとともに、中近世における住吉神社の様相の一端を探ります
テーマ展2「県指定文化財 須須神社文書を読む」
能登半島の北東端、珠洲市三崎町にある須須神社は、奥能登屈指の古社として知られ、多数の文化財を所蔵しています
中でも石川県指定文化財である須須神社文書は、県内最古の年紀を持つ承安5年(1175)2月28日の「能登国司庁宣」や、天正14年(1586)2月13日の「前田利家寄進状案」など、平安時代から江戸時代に至るまでの貴重な古文書を擁する文書群であり、本県の歴史を語るうえで必須の資料となっています
本展では須須神社文書とその関連資料を展示し、須須神社およびその別当寺であった高勝寺(現在は廃寺、翠雲寺が跡地に移転)の歴史が紹介されます
石川県立歴史博物館の“いま見たい能登の文化財「輪島・住吉神社ゆかりの宝物」「県指定文化財 須須神社文書を読む」”へ足を運び、ご覧になり、ぜひ能登の歴史・文化に対する理解を深め、能登へ心を寄せる機会にしてみてはいかがでしょうか?
イベント名 | 令和6年度テーマ展「輪島・住吉神社ゆかりの宝物」「県指定文化財 須須神社文書を読む」 |
開催期間 | 2025年1月4日(土)~2月16日(日) ※会期中無休 |
開館時間 | 9:00~17:00(展示室への入室は16:30まで) |
会場 | 石川県立歴史博物館 (〒920-0963 石川県金沢市出羽町3−1) |
料金 | 常設展のチケットでご入場いただけます [常設展料金] 一般300(240)円 大学生240(190)円 |
アクセス | 「出羽町」バス停下車徒歩約5分 |
駐車場 | 有 |
公式サイト | https://ishikawa-rekihaku.jp/special/special_top.php?cd=2024112803 |
※高校生以下無料
※( )内は20名以上の団体料金 65歳以上の方は団体料金
※障害者手帳または「ミライロID」ご提示の方および付添1名は無料
※常設展もあわせてご覧いただけます
※加賀本多博物館は別途、観覧料が必要です
※電子チケットもご利用いただけます(日時指定なし)
いま見たい能登の文化財
〜輪島・住吉神社ゆかりの宝物〜
〜県指定文化財 須須神社文書を読む〜 学芸員による展示解説
石川県立歴史博物館学芸員が展示室において令和6年度テーマ展1「輪島・住吉神社ゆかりの宝物」およびテーマ展2「県指定文化財 須須神社文書を読む」のみどころや資料の解説を行います
前半30分はテーマ展1、後半30分はテーマ展2の解説になります。